そう、それは突然やってきた。
昨年10月、土曜日の午後。
休日の私と仕事を終えて帰宅していた両親とで
いつもどおりの食事を終えたあとだった。
ド・ドッド、ドォーン。
言葉では言い表せない程の凄まじい音が鳴り響く。
洗濯物を干しに行って、3階から2階へ戻って来る際に、
母が転落した。
唸るだけで、動こうとしない。
父が「大丈夫か!立てるか!」
母「・・・」少し首を横に振る。
「・・・歯、折れた」
顔面を打って、口の中も切れてる。
意識はしっかりしているが、立てない、手足の感覚が無い。
これは、なんかやばい。とてつもなくやばい気がする。
すぐさま、救急搬送依頼。
すぐに救急車が到着し、母と父を乗せて、私はあとで追いかける
ことに。
だが、救急車がサイレンを止めたまま動かない。
あとで父に確認すると。
"受け入れ拒否"だったみたいだ。
なにが、受け入れ拒否なんだ!救命の看板を上げている以上、
受け入れ拒否なんて許されないことなんじゃないの?
10〜15分後、ようやく救急車が走りだした。
少し経って、父から搬送先の連絡があり、急いで向かう。
説明室、小部屋で待たされてた。
まだか、まだか・・・・。
待つこと数時間後、担当の救命医から状況の説明があり、父も私も
言葉を失った。
言われた症状は「C6−C7脊髄損傷」
「もう歩くことは難しいでしょう。
車椅子の生活になると思います」
人一倍元気バリバリで、あっちこっち走り回っていた母が歩けなく
なるなんて・・・。
想像も出来ない。


